- パターの型を知ることがスコア改善の近道
- 間違った型選びで起こる典型的な失敗
- ピン型の特徴と課題|CP-100
- マレット型の特徴と課題|RED BLACK LABEL
- ネオマレット型の特徴と課題|Stealth 2.0
- 型選びで迷うゴルファーにCROSSPUTTが選ばれるわけ
- よくあるQ&A
ゴルフにおいて「パッティングはスコアの約4割を占める」と言われます。ドライバーやアイアンで大きなショットを決めても、最後のパットで3打、4打と叩いてしまえば全てが台無し。だからこそ、多くのプロは「スコアメイクの鍵はグリーン上にある」と強調します。
しかし、多くのアマチュアがパター選びを“なんとなくの見た目”や“フィーリング”に頼っているのも事実です。確かに構えた瞬間の直感は大切ですが、ヘッドの形状によって転がり方や方向性、芯の広さは大きく変わります。その理解がないまま選ぶと、「練習場では入るのにコースでは入らない」「芯を外すと急に弱い転がりになる」といった不安定さが残り続けます。
一方で、パターの型(ピン型・マレット型・ネオマレット型)の特徴を理解し、自分のストロークに“噛み合う”ものを選べば、入る確率は自然に高まり、練習での成果をそのままスコアにつなげることができます。
自分のストロークに合わないパターを使うと、ラウンドで典型的な失敗が続きます。
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ストレート軌道なのにピン型を選んだ場合
芯を外したときの散らばりが大きく、2〜3mのショートパットでも左右に外す確率が上がります。 -
アーク軌道なのにネオマレットを選んだ場合
ヘッドの慣性が強く、繊細なタッチが抑え込まれてしまいます。入れにいこうと力んでしまい、距離感を失いがちです。 -
精神面の崩れ
「練習では入るのに本番で外す」という悪循環が起こると、技術ではなくメンタルが崩れてしまい、さらにミスを呼びます。
型選びは単なる“好み”ではなく、パフォーマンスを左右する“設計思想”なのです。ここからは、それぞれの型の特徴と課題を詳しく見ていきましょう。
ピン型は昔からプロや上級者に愛されてきた、クラシックかつ王道の形状です。細身のヘッドは操作性が高く、フェースの開閉を伴うアークストロークで距離感を繊細に表現できます。ラインを出したいときや、微妙なタッチを要求される高速グリーンでは真価を発揮します。
一方で、ヘッドがコンパクトなぶんスイートスポットが狭く、芯を外すと距離ロスや方向ブレが大きくなる課題があります。初心者が手を出すと「練習通りに打てない」「芯を外すと急に弱い」と感じやすいタイプでもあります。
そこで登場するのが CP-100。独自の視覚ガイドによってアドレス時のフェース向きが整い、操作性を保ちながらも“芯に戻る”感覚を自然に身につけられます。ピン型初心者
にも、上級者の微調整にも対応できる、バランスの良いモデルです。
マレット型はヘッド後方が大きく、重心が深いため慣性モーメントが高いのが特徴。多少のミスヒットでも転がりが平均化されるので、「まず外さない」安心感を得られます。ストレートストロークとの相性が良く、ショートパットを外す不安を減らしたい人におすすめです。
ただし、安定感が高い一方で「狙いの微調整が効きにくい」と感じる場面もあります。強く押し出すイメージになりやすく、繊細さに欠けると評価されることもあります。
RED BLACK LABELはその弱点を補うために開発されました。特徴的な二本ラインがアドレスを視覚的にサポートし、構えた瞬間にフェースとスタンスの関係を整えます。結果として、マレット型の直進性に「狙う精度」が加わり、安心感と調整力を両立できる一打が可能になります。
ネオマレット型はマレットをさらに大型化した形状で、直進性を極限まで高めています。フェースがインパクト時にぶれにくく、強いプレッシャー下でも安定した転がりを実現。特に長尺パットや下り傾斜など難しい状況で、フェースの暴れを抑えてくれる心強い存在です。
ただし、大きなヘッドゆえに「重くて鈍い」「繊細さが出しづらい」と感じる人もいます。特に普段ネオマレット型を伝っていない方ほど、慣れないと違和感を感じることが多いです。
その点で Stealth 2.0は革新的です。三本ラインによる視覚ガイドを搭載し、打ち出し方向を明確に示してくれるため、「安定するけれど狙いにくい」という弱点をスマートに解消。大型ヘッドに不安を抱く人でも数球で慣れ、自信を持ってストロークできるよう設計されています。
従来のパター選びは「型の強み × 自分の打ち方」だけでした。しかしCROSSPUTTはそこに「視覚で整える再現性」という新しい基準を加えます。
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CP-100
→ ピン型の繊細さに「芯ヒットの再現性」を追加 -
RED BLACK LABEL
→ マレットの直進性に「狙う精度」を追加 -
Stealth 2.0
→ ネオマレットの安定性に「構えの安心感」を追加
どの型を選んでも弱点を補えるため、
「迷ったらCROSSPUTT」という選択が可能になります。
Q. 初心者はどれから選べばいい?
A. 初めてパターを選ぶ方には、マレット型やネオマレット型がおすすめです。大型ヘッドで芯を外しても安定しやすく、ストロークがブレにくい設計になっています。慣れるまでは真っすぐ構えやすいモデルを選ぶと安心です。
Q. 上級者はピン型一択?
A. 上級者=ピン型一択、というわけではありません。ピン型は繊細なタッチや距離感を出しやすい反面、操作性が高い分だけブレやすさもあります。上級者でも「安定性を重視する」ならネオマレット型を選ぶケースも多いです。プレースタイルに合わせて選ぶのが正解です。
Q. 大型ヘッドが苦手です。
A. 大型ヘッドの圧迫感が気になる方は、ピン型や小ぶりなマレット型を試してみましょう。見た目の構えやすさは心理的な安心感につながります。自分が「打ちやすい」と感じる形を選ぶのが長期的にスコアアップにも有効です。
Q.芝の速さでモデルを変えるべき?
A. 芝の速さによって「重さ」や「転がりやすさ」を調整すると効果的です。速いグリーンでは軽め・操作性のあるモデル、遅いグリーンでは重め・直進性の強いモデルが有利です。同じ形状でも重量違いのモデルを使い分けるのもおすすめです。
Q. 重さはどう選ぶ?
A. 基本的に「ストロークの安定性を求めるなら重め」「タッチを繊細に出したいなら軽め」が目安です。最近は340g〜360gのヘッドが標準的ですが、女性やジュニアはやや軽め、男性やパワーのある方は重めが合う傾向にあります。
Q. 芯を外す癖が直らない。
A. 芯を外す原因はアドレスのズレやストロークのブレが多いです。ネオマレット型や高慣性モーメント(MOI)設計のモデルを選べば、ミスヒット時でも転がりが安定します。練習では「ショートパットを真っすぐ打つ」ことに集中すると改善しやすいです。
Q. 強く打ちすぎてしまう。
A. 距離感のコントロールに悩む場合は、重めのヘッドやロフト角の少ないモデルがおすすめです。インパクトが安定し、余計な力が入りにくくなります。さらに、グリップを太めにすると手首の動きを抑えられ、打ち急ぎも軽減できます。
それぞれの特徴を知り、自分に合う形を選べば、
パッティングの安定感は大きく変わります。
小さな理解の積み重ねが、次のベストラウンドにつながります。